プラスチック容器の変遷

 プラスチック容器の初登場は1950年代のことで、当時は主に冷菓の容器として利用されていたそうです。ポリ塩化ビニルのシートで作られたカップがそれで、他にもジャムを入れたり、ソースを入れたり、卵を入れたりするのに用いられるようになったといわれています。これらは元々ガラス瓶が担っていましたが、プラスチックの利便性がガラス瓶のそれを凌駕して、急速に取って代わるようになったのです。では全てのガラス瓶をがプラスチックになったかというと、実はそうではありません。宅配される牛乳瓶等は、未だにガラス製のものが使用されていますよね。プラスチック容器は使用すれば廃材となってしまいますが、ガラス瓶なら再利用が可能。昨今のエコブームの到来もあり、現在でもガラス瓶が使われ続けているようです。但し乳酸菌飲料についてはガラス瓶の洗浄に手間取ることから廃止され、代わりに耐衝撃性ポリスチレンが使用されるようになりました。容器の上部のシーリングはアルミニウム箔となっており、厚生大臣の承認を受けて普及しています。

 プラスチックの普及に抵抗する飲料としては、他にアルコールや一部のジュースが挙げられます。しかしビール瓶やコーラの瓶が太陽光で破裂する事件が発生したことから、アルコールや炭酸飲料を抑え込めるだけの強度を具えたプラスチック容器の登場が待望されています。例えば塩化ビニル樹脂では代用できないことから、ポリエチレンテレフタレート等が注目されています。ポリエチレンテレフタレートは既に70年代からボトルとして用いられており、現在でも様々な用途で活躍しています。しかし欠点が無いわけでもありませんから、その穴を埋められるような新しい包装材の開発を目指して研究が続けられているようです。具体的な成果としては、ポリエチレンナフタレート等ではないでしょうか。